Waiting for the New World. New Woodcut Art by Kenichi Yokono

Waiting for the New World. New Woodcut Art by Kenichi Yokono

Opening: 7 April 2016, 6 p.m. – 9.p.m.
Exhibition: 8 April – 4 June 2016

2012年2月、ドイツで初めての行った横野健一の展示は大盛況に終わった。今回、再度彼の展示をすることができることを私たちは大変嬉しく思っている。

伝統工芸の街、金沢で暮らす横野健一の作品は、テクニックとしては伝統的な木版、板目木版の技法を用いている。彼の作品の面白さは、その木版の版木をそのまま作品としていること、赤と白に全てが塗り分けられていること(例外的に赤と黒の組み合わせも存在する。)そして、エキセントリックとも言えるモチーフである。

版木を作品として用いる、という発想はあるようでなかった興味深い発想であるとともに、あえて、木材の表面を使った2次元の表現が、鑑賞する側の想像力をかきたてる要素になり、さらに版画作品より、彫りの力強さ、荒々しさや繊細さをダイレクトに見せることができる。
赤と白の二色に塗り分けられた作品は、そのモチーフの持つ残酷な一場面を和らげる効果と共に、色数を抑えることにより、よりデザイン的なスタイリッシュなイメージを感じることができる。
さらにそのモチーフの残虐性は、先に述べた色数を抑えられたこと、さらに漫画的な要素が入れられていること、またデザイン化された背景により、生々しさは全く感じられれず、どこか地球とは違った場所での出来事のような不思議な違和感を醸し出している。

白と赤に塗り分けられた世界は、日本を表し、そのモチーフの残虐性は、人間の殺伐とした関係性を、それと同時に漫画的、デザイン化した表現を使うことで、無関心さや関係性の薄さを美化することがコンセプトとして作品内に込められている。

横野健一は1972年、金沢に生まれ、金沢美術工芸大学で学んだ。東京、ロサンジェルス、ウィーン、アムステルダムなどで個展を開き、世界的に活躍をしている日本のアーティストの一人である。2005年には、アジアン・カルチュアル・カウンシルフェローシップを獲得している。彼の作品の多くは、アメリカ、ヨーロッパ、アジアのコレクターに収集されている。

横野健一は1972年、金沢に生まれ、金沢美術工芸大学で学んだ。東京、ロサンジェルス、ウィーン、アムステルダムなどで個展を開き、世界的に活躍をしている日本のアーティストの一人である。2005年には、アジアン・カルチュアル・カウンシルフェローシップを獲得している。彼の作品の多くは、アメリカ、ヨーロッパ、アジアのコレクターに収集されている。

2016-04-06T10:46:13+00:00