寺山紀彦は1977年に日本で生まれたアーティストである。
日本ではプロダクトデザイナーとして多くの名作を作っていることで知られる。
そもそも彼の祖父は日光東照宮の修復師と知られ、また彼の父は建築家として今な
お活躍している、クリエイティブな雰囲気の中で彼は育った。
特に父親からの影響を強く受けた彼は建築を学び、その後オランダのDesign
Academy Eindhovenに留学し、DROOG Designを創始したGijs Bakkerからプロダク
トデザインを専攻する。
さらにDROOG DesignのメンバーのRichard Huttenの事務所にて1年間インターンシ
ップに従事して日本へ戻った。
こうして彼の経歴をなぞっていくと、彼の現在の作品が建築やデザインの方向性か
ら成り立っているのが大変よくわかってくる。
溢れるアイディアと緻密で正確な手作業を武器にする寺山紀彦は、確実に自己の世
界を確立しつつある、今最も注目すべきアーティストと言えるだろう。
Norihiko Terayama2022-12-16T18:06:07+01:00