SHO TANAKA, Mr. D's right hand, 2016
 

 

 

Group Exhibition

Carving the Floating World

Contemporary Woodbock Prints by Takehiro NIKAI, Chika OSAKA, Sho TANAKA, Jun YOSHIDA and Katsutoshi YUASA.

Opening: 9 June 2016, 6 p.m. – 9 p.m.
Exhibition: 10 June – 23 July 2016

 
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KIRI GA II  福井利佐の新作
26
Aug
2016
0

KIRI GA II  福井利佐の新作

切り絵のマジシャン・福井利佐 2016年9月10日〜10月22日 オープニング 2016年9月9日 18時〜21時 ヨーロッパで切り絵といえば、多くの方が黒い紙にポートレイトを刻ん だ作品や子供や貴婦人などのシルエットをかたどったものを想像されるだろう。 ドイツでヨーロッパの切り絵作品に人気が集まったのは、18世紀から19世紀中頃までのことである。 アジアの切り絵は、ヨーロッパでは知られていなかったが、中国ではすでに西暦450年頃から「剪紙(せんし、ジエン・ジー)」と呼ばれた切り絵文化があった。初めのうちは、絹や金箔などを切って髪飾りとしてつくられたようだが、時代が進み、紙を素材とした剪紙が庶民の文化の中でも広がるようになった。 切り絵が日本に伝わったのは中国からで、奈良時代(710〜794年)に神様に捧げるための儀式として、この切り絵技術が使われていたとの記録がある。 切り絵が技術的に発展したのは、京都友禅の「型友禅」の制作過程で作られる「型彫り」からと言われる。 また、「紙切り」と呼ばれた江戸時代の伝統芸能は、切り絵を大衆文化として広めた功績がある。「紙切り」とは、寄席の色物として、お客の要望や芝居の一場面をハサミ一つで切り抜いていく技である。話術を使いながら、素早い時間に作り上げていく「紙切り」は、今なお受け継がれ、日本でも今なお人気があり、また世界にも紹介をされている。 福井利佐は、民芸、あるいは大衆文化としての切り絵の形を、現代のアートへと昇華させた。 彼女作品の特徴は、複雑な線が絡み合うデッサン画のようなリアリスティックな表現と、画面を構成するデザイン力ではなかろうか。 彼女は自分の作品について次のように語っている。 「私は、人物、動物、植物のように私の周りに存在するものをモチーフにし、それらのエネルギーを紙の線で表現し、切り抜いていきます。その過程の中で、それぞれのモチーフが今にも動き出すような生き生きした線で浮かび上がってくることに喜びを感じます。私自身も作品を作りながら、そのエネルギーを受け取ることができるからなのです。 私の作品は、無数の切り取られた線が面に、そして立体にと、見る人々に動きと生命力を与えることを目指しています。 私たちの日常の日々は、瑣末なことに時間や気持ちを取られ、疲れや自暴自棄な思いをもつこともあります。しかしながら、それと同時に、小さな事柄に幸せや美しさを見出し、生きる力をもらうこともあります。 私は、そんな日常の私たちの暮らしや、それを取り巻く世界に目を向け、一瞬一瞬を一本の線に切り抜いていきたいと考えています。」福井利佐は、日常への観察だけでなく、グリムの童話から、神話や伝説の中からも多くのモチーフを作リだし、彼女のファンタジーの世界へとつなげていく。 さらに彼女が取り上げる自然界のさまざまなモチーフには、彼女の鋭い観察眼の他に、必ず温かい眼差しが見え隠れする。 ...
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Carving the floating world
23
May
2016
0

Carving the floating world

木版の世界最古の印刷物は、奈良時代に遡る。称徳天皇の命で作られたもので、奈良の法隆寺に収められている。四種類の延命や除災を願う経典を木版で印刷をしている。つまり、仏教の流布の目的で作られたことから、文字のみの印刷であり、絵画としての木版は江戸時代に初めて現れる。 京都において初めて挿絵としての木版画が誕生する。はじめは稚拙な技術での木版の挿絵だったが、出版文化が江戸(東京)に移ってからは、急速に木版技術が発展した。1600年後半には浮世絵師、菱川師宣の名を記した冊子の挿絵が評判となり、それ以降、独立した観賞用の木版画が作られるようになった。 版木には良質のサクラ材が使われ、また和紙もこの時代に急速に技術が高まったおかげで、木版画の全盛期を迎えることになる。 東洲斎写楽、喜多川歌麿、葛飾北斎、安藤広重など、素晴らしい木版画が江戸時代に誕生した。
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Waiting for the New World. New Woodcut Art by Kenichi Yokono
15
Mar
2016
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Waiting for the New World. New Woodcut Art by Kenichi Yokono

2012年2月、ドイツで初めての行った横野健一の展示は大盛況に終わった。今回、再度彼の展示をすることができることを私たちは大変嬉しく思っている。 伝統工芸の街、金沢で暮らす横野健一の作品は、テクニックとしては伝統的な木版、板目木版の技法を用いている。彼の作品の面白さは、その木版の版木をそのまま作品としていること、赤と白に全てが塗り分けられていること(例外的に赤と黒の組み合わせも存在する。)そして、エキセントリックとも言えるモチーフである。
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